【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2023年6月4日

「魂の停車場」

日も何とか仕事を終えたスミスさんは、疲れ切った体や心を休めようと、バスタブに湯をはって至福の時を楽しんでいた。するとドアベルが鳴ったので、あわててバスタオル巻いて玄関の戸を開けた。すると、それは保険のセールスマンであった。「間に合ってます!」と断って、再びバスタブでリラックスしているとまたベルが鳴った。「エッ!またっ?!」と不機嫌そうにつぶやき、バスタブから一歩足を踏み出した瞬間、すでに濡れていた床に足を滑らせて思い切り後頭部をバスタブの角にぶつけてしまった。余りの痛さで目がくらんで暫く動けなかった。医者に行かなければと、何とか自分で運転してクリニックにたどり着いた。頭部の検査を入念にしてもらったが、幸い何の異状もなくほっとしていると、最後にお医者さんが言った、「特に問題ありませんね。家に帰ったら、あったかい風呂にゆっくり浸かってリラックスして下さい」。。。

人生、色々な邪魔が入ってなかなか思い願うようには休めませんね。複雑で忙しい今を生きる私達には、疲れた心と体をゆっくりとリラックスさせることはとても大切です。このポストコロナの新しい時代を迎えた私達教会も、そんな疲れた世にあって、底まで一息つけるような、心と体が休まるリラックスした魂の停車場でありたいと願います。そんな思いからも生まれた礼拝堂内の珈琲カウンター。バリスタの淹れてくれる薫り深き休息の一杯を手に、レトルト感漂う重厚なカウンターやソファーで友と寛ぐひと時。まさしく至福の時でありましょう。ひとりの兄弟のヴィジョンから始められたYCカフェも、この6月でオープン1周年を迎えます。そうです、主の講壇からだけではなく、素敵な天のカウンターからも、新しいストーリーが今日もまたひとつ始まるのです。毎週ご奉仕して下さっている兄姉に心からの「ありがとう!」を贈ります