【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2023年2月5日

「1億2,550万人の私」

「数字で見る横浜市会」というタイトルで、横浜市の各家庭に配布される「ヨコハマ議会だより」にこんな記事があった。

377万人の声が集まる場所・一人の議員は43,883人の「私」。議員一人あたりの市民の数は、全国815市区で最多。多くの市民の想いを背負って議論に臨んでいます。議会は市民と行政を繋ぐ「架け橋」のような存在です。

この「一人の議員は43,883人の私」という表現の中に素晴らしいメッセージが秘められていると思った。横浜市の人口を条例で定められている横浜市議員数86で割ると、一人当たりの議員が43,883人の「私」となる訳である。議員と議会は、単なる市民に選ばれた市民全体の代表ではなく、多数派の意見だけでなく小さな一人の声にも耳を傾ける、そんな姿勢を感じる。また、私達市民も、政治を傍観する者ではなく、ひとりひとりが政治に参画することによって社会をより良く変えて行く責任ある当事者である、という事であろうか。

聖書にも「私達はキリストに代わる使節」であって「神が私達を通して懇願している」(2コリント5:20)とある。英語で「使節」は、議員どころかAmbassador「大使」であって、私達も福音宣教という使命に直接神に選ばれた「神の国の議員」である。更に、そんな私達こそが、天と地の「架け橋」であり、この国「1億2,550万人の私」として、神にとりなし、ひとりひとりに仕える思いと覚悟なくして、委ねられたこの働きを全うすることはできないであろう。

さあ、今年ももう残り11か月!神に選ばれ遣わされた1億2,550万人の「私」なる福音の大使として、福音宣教に全力で臨もうではないか!