【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2023年1月8日

「Good N・E・W・S」

今日の礼拝は、次男のフィリップが賛美と御言葉のご奉仕をする。息子の導く礼拝で賛美を献げ、御言葉をいただき、主を仰ぐことができるのは、何という喜び、何という感謝であろうか。この子が、主を仰ぎ/天を仰ぐ主の器になるようにとミドルネームに”Aogu”(仰)と導かれたのは、まさしく神の恵みであった。

ドイツカルバリーチャペル礼拝(賛美)ミニスターを経て、現在はイギリス・マンチェスターを基点に東西南北、ヨーロッパ、北米、南米、アジア等、色々な国で賛美・礼拝・宣教の働きに従事している。勿論、日本に対する宣教の思いも強く、今回、主が一般のレーベル(レコード会社)を開かれ来日となった。

想えば、フィリップが小学校に入った頃、お兄ちゃんがやっていたアイスホッケーをやりたいと言い出した。カナダの男の子はみな憧れるのであるが、その経費は、スケートからスティクにヘルメット、毎年サイズアップしなければならない防具一式にユニフォーム、クラブ所属費、送り迎えに遠征費等、子供とはいえ莫大である。牧師家庭では二人はかなりの負担大で渋っていると、彼が「明日から新聞配達をする」と言うではないか!これは本物か?カナダの新聞配達は子供達の仕事でもあり、毎朝、自転車から丸めた新聞を投げて配る。

翌朝まだ薄暗い中、寝ていた私はフィリップに起こされた。何かと思って驚いていると、ベッド横に立っていたフィリップが、「ダディ、はい新聞」と、新聞を差し出した。瞬間、「エッ、何?」と分からなかったが、彼にとっては、新聞を家の庭から私に届ける事が新聞配達だったのである。思わず笑ってしまったが、世の中そんなに甘くないことをこの子もやがて知るのであろうか。

あの遠い日の彼の言葉「新聞配達する」を、今懐かしく想い出している。確かに、彼はNEWSペーパー(新聞)配達ではないが、主のグッドNEWS(福音)をまさにNorth(北)、East(東)、West(西)、South(南)へ、世界に届けようとしているのであるから、何と微笑ましく素晴らしい主の恵みであろうか。