【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2022年12月4日

「花園天守閣」

先月23日、東大阪市の関西カルバリーフェローシップ(小崎淳広牧師)の献堂式に招かれ、横浜カルバリーチャペルを代表して参加しました。あの有名な花園ラグビー場より400mの距離で、教会の新しい表札にも「花園チャペル」とあり、思わず入りたくなるような素敵な建物・素晴らしいネーミングです。記念誌のタイトルは「神の奇跡の軌跡」。開拓当初より借りていた集会場や教会が突然使えなくなるという数々の試練を、皆で祈りのスクラムを組んで乗り越えた勝利のトライであるように思います。やはり、教会も私達の信仰の道も、試練の先にこそ勝利のゴールラインがあるのです。教会も、”One for All, All for One” (ひとりは皆の為、皆はひとりの為)と言われるラグビーと同じく、最強のチームワークこそが奇跡のトライを生み出すのでありましょう。

その後「大阪城」も初めて訪れました。昔、親戚が天守閣外壁清掃を担当していたこともあって、壁や瓦ばかりに目が行ってしまいます。これを「天守閣」と名付けたネーミングも素敵だと思うのです。「天守閣」起源の有力な説は、当時、イエズス会と親しかった織田信長が、安土城建設の際、西洋の教会の影響を受けて建て、これを「天主閣」と呼んだのではと言われています。「天主」とは昔、聖書が翻訳されたラテン語で「Deusデウス」の訳語であり、「天の主」即ち、聖書の神のことです。1959年まで、カトリック教会では、神をデウスや天主と呼んでいましたし、キリスト教も「天主教」と呼ばれていました。

時代が変わった今も、日本全国にある城の本丸中心にある楼閣を「天守閣」と呼んでいることに心熱くします。天地を造られ、この世界と私達をも支配しておられる唯一の天主なる御方が、日本全国でいつまでも賛美され褒めたたえられますように! そうです、主の教会もこの地にある「天守閣」なのです。