【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2022年11月20日

「CHANGEをCHANCEに」

帝国データバンクによれば、今年100周年を迎える日本企業は1065社。「100年企業」は約3万社にものぼるそうです(日経BPコンサルティング調査)。世界の「100年企業」が僅か8万社なので、日本は平均寿命だけでなく、企業寿命も世界一の長寿国なのです。振り返ってみれば、100年前は第一次世界大戦後の不況が続き、関東大震災があり、また戦争があり、高度経済成長期を経験してオイルショックが2回あり、その後バブル経済やITバブルがはじけ、リーマンショック、阪神淡路大震災、東日本大震災、そしてコロナが世の中を大きく変えました。こんな苦難な時代を乗り越えてきた「100年企業」には、誰もが知っている有名企業がずらりと並びます。創業5年以内に倒産する率が2割と言われる中、100年以上の歴史を重ね、今なお経済をリードしている企業の共通点は、「変化をいとわない」ことだというのです。現状維持ではなく、変わらなければ長く続くことはできないというのです。そう言われてみれば、英語のCHANGE(チェンジ)とCHANCE(チャンス)は1文字しか違わないではないですか。コンビニの父、鈴木敏文さんは、「人間は一方で何かにしがみつきながら、もう一方で新しいことに挑戦することはできません。自分では一歩踏み出したつもりでも、思うように前に進まない人は、無意識のうちに何かにしがみついているのです」と言っていました。

最も変わりにくいもののひとつが教会です。勿論、神も真理も福音も変わることはありません。だからこそ、変わるべきなのは私達なのです。もし私達が変わることを拒み、過去や現状維持にしがみついていたら、新しい時代を最高のCHANCEとして捉え前進することはできません。新しい100年は過去にも現在にもしがみついていないからです。今こそ、ニーバーの祈りを心に、「変化をいとわない」新しいCHANCEの100年を迎えようではありませんか。