【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2022年11月6日

「天の芸術家」

先月、突然の体調不良で急遽「特別礼拝」にゲストとして来会できなくなられた棋士の加藤一二三氏が25日「文化功労者」として、将棋界としては大山名人以来二人目の受賞をなされました。棋士を引退されてからは、皆様ご存知の通り、芸能界で「ひふみん」という愛称で呼ばれ、大活躍されています。来会できなかったのは残念ではありますが、無理を押して当教会でご奉仕され、もし大切な受賞式に出席することができなくなったら、と考えれば、予約して下さった皆様には大変申し訳ないのですが、良かったとも思うのです。日本将棋連盟による記者会見を拝見させていただくも、やはり体調が万全でないような印象も感じられました。

「将棋は芸術である」と、その会見で語られた言葉の意味を記者から尋ねられると、「その一手一手に素晴らしいメロディーが流れ、一瞬一瞬景色が展開して行く名曲/名画である。芸術とはそれらに感動する人である」と言われた言葉に、私も「感動」しました。どちらかと言うと寡黙で無色無音にさえ思える将棋、そんな盤と駒の世界に、シンフォニーのような素晴らしいメロディーが流れ、新しい景色が次々と展開するとは、何と言う耳、何と言う目、そして何と言う心の持ち主なのだろうかと「感動」しました。

神の生きた御言葉なる聖書の世界や毎週の礼拝も、そんな耳と目と心で「感動」して受け取るものではありませんか。今日もここに主が私の耳目心を開いて、天の命のシンフォニーをこの耳に、希望と喜び描かれる天の景色をこの目に、そして天の感動をこの心に創作くださいますように!

「あなたは私に命の道を知らせて下さいます。あなたの御前には喜びが満ち、あなたの右には、楽しみがとこしえにあります」 【新改訳】詩篇16:11