【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2022年8月14日

「どこでもオフィス」

コロナ禍を機会として、リモートワーク等が導入され、これまでの働き方が大きく変わりつつあります。通勤せずに自宅や好きな場所から働けるようになると、仕事だけでなく、生活にも大きな変化がもたらされます。

そんな中、ニュースを聞いて驚きました。ネット大手のヤフー(株)が新しく発表した「どこでもオフィス」。皆、ドラえもんの人気道具「どこでもドア」を想像してしまいます。実際に名前だけではなく、これ現代の「どこでもドア」だと思うのです。ヤフーの発表では、「どこでもオフィス」は、居住地と通勤手段の制限を撤廃し、日本国内であればどこでも勤務可能、というのです。更に電車やバスのみであった通勤手段も、新幹線や飛行機も可で、交通費支給ですから驚きです。北海道から沖縄まで日本全国「どこでもオフィス」なんて、ドラちゃんもビックリです。しかもこの制度、社員だけでなく契約社員や嘱託社員をも含む全社員が対象というのですから、夢の「どこでもオフィス」です。

ヤフーは、社員自身が自分にあった最高の環境や場所を選ぶことで、生産性や創造性を高めるだけでなく、社員の幸せ度を上げることを意図しているのです。即ち、この会社にとって、社員はもはや人材ではなく「人財」であり、社の成功は社員の「成幸」なのです。人を会社の宝とし、社員と家族の幸せを何よりも願う企業、日本にもこのような企業が現れたことを大変嬉しく思います。

主から委ねられた福音宣教という使命に生きる教会も、成功と効率を追求する組織や制度ではありません。ひとりひとりが主と私の大切なファミリーです。申命記7章6節に、「主はあなたを選んでご自身の宝とされた」とあるよう、奉仕者や教会員も人材ではなく、ひとりひとりが主の宝なる「人財」なのです。