【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2022年5月1日

「クリスチャン・パーフェクション」

先月、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が、プロ野球では28年ぶりとなる完全試合を達成しました。21世紀初の完全試合は、20歳5ヶ月での史上最年少達成でもありました。英語ではパーフェクトゲームと呼ばれ、相手チームを、無安打、無四死球で、1人の走者も塁に出さずに勝利しなければなりません。更に、この試合で、佐々木投手は毎回奪三振を含む13者連続奪三振新記録、及び19個の最多奪三振タイ記録も達成。そのすごさは、既にウェブ百科事典ウィキペディアに「佐々木朗希の完全試合」として加えられたほどです。次の試合でも、8回の降板まで完全試合を継続して、二試合通しての連続17イニング無安打も新記録でした。メジャーリーグ、エンゼルスの大谷翔平選手と背番号も同じ17。日本にまた一人、輝かしい若者が現れました。

ただ、これら記録ずくしの完全試合であっても、投手一人では不可能です。野手のエラーひとつあっても達成できない記録であり、キャッチャーや背後にあるチームメイトの力と支えなくして、完全試合はあり得ないのです。

主の教会も同じです。ジョンウェスレーが書いた「キリスト者の完全」(Christian Perfection)も、神の恩恵と聖霊の助け、そして教会なる兄弟姉妹の愛と祈りなくして、キリスト者の完全、信仰のパーフェクトゲームは、誰も達成できません。この礼拝で招かれる主の聖餐も、恵み溢れる父なる神の家で、不完全な罪人に注がれる神の愛と恵みの完全な恩恵なのです。