【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2022年3月27日

「新再創造」

最近、よく耳にする「ワーケーション」という言葉。国土交通省ホームページには、以下のような説明がなされている。

「Work(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた造語。テレワーク等を活用し、普段の職場や自宅とは異なる場所で仕事をしつつ、自分の時間も過ごす事。」

コロナは、私達の生活や仕事だけでなく、その考え方も変えたようである。国土省のHPには、更にこんな説明も加えられている。

「従来の日本の旅行スタイルは、特定の時間に一斉に休暇取得する。旅行需要が特定の時間や場所に集中しやすい傾向にあります。」とある。それは同時に、みな同じ日時に一斉に仕事をしているという事でもあり、通勤ラッシュや交通渋滞等が起こる社会構造の根本的問題ともなっているのである。

日本の職場と働き方は型にはまって革新が難しかった。想定外であったろうが、コロナ禍で、今までできなかった事が、強いられてはじめて動き出したような感もある。これからの時代、求められるのは型にはまらない多様化した働き方であろうか。今迄は、相反するようなWork(仕事)とVacation(休暇)を分けずに一つとするような新たな考え方はこの時代に相応しいものに思う。

Vacation に似たRecreationという言葉があるが、「レクレーション」とは、Re(再び)とCreation(創造)が一つとなった「再創造」という語である。ポストコロナ時代を迎えた私達教会も、今までは考える事も実行可能でもなかった事を、型にはまらず新しく再創造して、人々の根本的な必要に応えていかなければならない。新再創造、やはり我らの神はアルファ(初め)でありオメガ(終わり)であり、変わらない御方なのにいつも新しい不思議な御方である。