【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2022年3月20日

「天(命)をつなぐ」

一昨日、教会員である小松ヨシヱ姉(86)の告別式が、横浜市南部斎場で行われた。厳しい感染防止対策の為、天への出発を前に直接お会いできなかったのが心残りであった。当教会へは、お孫さんの洗礼式が最後となられた。

告別式の前日、我が家の車のエンジンがかからなくなってしまった。翌朝にはキーボードなどを積んで遠くの斎場まで行かなければならず、ロードサイドサービスもなく、近所の修理工場などに連絡したが、当日の予約は一杯で困ってしまった。まずはバッテリーの交換からと思ったが、車が動かなくては10kg以上もある重くて大きなバッテリーは、自転車で運ぶしかないと思っていた。

翌日の告別式を控えて木曜祈祷会に来られていた小松姉のご家族がそれを知告別式の前日、我が家の車のエンジンがかからなくなってしまった。翌朝にはキーボードなどを積んで遠くの斎場まで行かなければならず、ロードサイドサービスもなく、近所の修理工場などに連絡したが、当日の予約は一杯で困ってしまった。まずはバッテリーの交換からと思ったが、車が動かなくては10kg以上もある重くて大きなバッテリーは、自転車で運ぶしかないと思っていた。 り、御主人がわざわざ家までジャンプケーブルを取りに行って下さり、車のある我が家まで助けに来て下さった。その車の生きたバッテリーと、うちの車の死んだバッテリーをジャンプケーブルで繋いでエンジンを掛けると、何と一発でエンジンがかかった。まるで車が新しい命を受けて蘇ったかのようであった。 おかげで修理工場まで車で行く事ができ、新しいバッテリーと無事交換できた。

*英語では、古くて使えないバッテリーの事をデッド(死んだ)バッテリー、新しいバッテリーの事をライブ(生きた)バッテリーと呼ぶのは、まるで人のようで、イースター復活祭を前にしてよく納得できるのである。

後から考えてみると、式前日の朝で感謝であったと思う。もし翌朝、告別式当日であったらと思うとゾッとする。もしかすると、数日前に自らが死から蘇えられたヨシヱ姉が、イエス様にバッテリーの蘇りもお願いして下さったのであろうか…。何となくヨシヱさんらしいなぁと、そんな気がするのである。

これこそまさしく告別のメッセージではないか。死んで何の役にも立たないバッテリーが一瞬で蘇るように、主にある私達はたとえ死んでも、天に/主の命に繋がれて一瞬に蘇るのである。式ではじめてお会いしたご子息様は、ジャズの巨匠/松本英彦氏の子弟で元ビーバップス、プロのサックス奏者であられた。式後、いつか天にあるお母様を思い、教会でアメージンググレイスを演奏してほしいとお願いした。それも、天がこの地に繋がれる時となるであろう!~祈~