【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2022年3月13日

「わたしはアルファでありオメガである」

世界から多くの批判と制裁を科されても、ロシアの侵略が一向に止まらない。実に多くの人々の命が失われている。そんな状況下で、世界で何人もの牧師や聖書学者達が、懸念だけでなく、これは「終わりの始まり」ではないかと警告の声を上げている。以前、この「天の窓」でもご紹介したCBNのパット・ロバートソン師や、毎週1.5万人が集うカリフォルニアのHarvest Christian Fellowship教会のグレッグ・ローリー牧師や、日本でもハーベストタイムの中川健一牧師等が、このロシア・ウクライナの戦争は、エゼキエル書38章の預言の即成就ではないが、その状況/流れが明らかに整いつつあると警告している。

いたずらに不安を煽ってはならないが、確かに不気味である。エゼキエル38章には、「ゴク、マゴクが北の果てから攻めて来る」とあるだけでなく、「大君である(マゴクの地の)ゴクよ」と「大君」という語が3度使用される。この語はヘブル語で「ロシュ」であり、聖書学者達は「ロシア」の事であると以前から指摘していた。この北の大君が更にどこまで攻めて来るか読めば、南のイスラエルである。ウクライナはまだまだ北なので安心、とは言えないかもしれない。イスラエルと国境を接するシリアのアサド政権の背後にはロシアがあり、ウクライナでも騒がれた制空権。シリア制空権は、既にロシアが持っている。

多くの牧師/学者が警告するエゼキエル38章の流れ。今がそれであると感じるものが更にある。エゼキエル37章は、最も重要な聖書預言の一つとされるが、そこには神の民イスラエルが滅び国を失い、そして再び集められるとある。この預言はAD70年、110万人の命と共にエルサレムが陥落、国が滅んだ預言成就だけでなく、1948年イスラエルは再び建国した。既に、世界192ヶ国に散らされたユダヤ人達は182国からの帰還を果たしている。しかし、たとえ今、私達がそのエゼキエル書37-38章にあろうが、決して恐れる必要はない。聖書を最後まで読めば、アルファ(始め)である方は、変わらずにオメガ(最後)であり、勝利は主のもの、主の力と栄光が最後にはこの地を覆うのである。だから、何を聞き見ても、主にある勝利者らしく祈ろうではないか!