【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2022年2月27日

「次世代の香り」

最近、街のコインランドリーが生まれ変わっている。「進化を続けるコインランドリー」などと、TVの番組や特集でも取り上げられるようになった。カフェやコンビニと一緒になっている新しい店もある。最近オープンしたたまプラーザのコインランドリーなどは、毎時焼き上がるシナモンロールの香り漂う素敵なベーカリーもあって、ここがコインランドリーである事を忘れてしまう。ラベンダーやユーカリなどアロマオイルの香りに満ちた癒しの空間として、豊かな時を与えてくれる店もある。また、キャッシュレスや、お洒落なハイテクデザインで魅力満載の店もある。これらは、新しいビジネスモデルだけでなく、ますます多様化する現代社会にあって、ライフスタイルの変化に伴う新しいニードがある事を教えてくれる。もともとコインランドリーは、何となくジメジメした暗いイメージであったが、それを明るく開放的で素敵な次世代空間へと一新させた業界には頭が下がる。

そこで気になるのが、教会のイメージである。カネボウの元社長、クリスチャンである三谷康人氏は、「KKT」(暗く、かたく、つまらない)と言っておられた。このポストコロナの激変する新しい「次世代」に、教会は変えてはならない福音を伝える為に、私達自身が変わらなければならないのである。ふと見れば、私達の礼拝堂には素敵なカウンターがあるではないか。今までは、場所を取る物置きでしかなかったカウンター。コインランドリー業界のように、豊かで素敵な新しい時と空間をここに、私達も次世代に提供できないだろうか。香ばしいコーヒーの香りが漂うくつろげる主のチャペル。カウンターで共にゆったりと将来を語り合ってみたいものである。