【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2022年2月13日

「金Goldより尊いもの」

連日、北京冬季五輪での日本人選手の活躍が届けられています。史上最多メダル数であった東京五輪は半年前に行われたばかりなので、なんとなく一つの五輪が夏・冬と続いているかのようにも感じます。東京五輪でのメダルは、金27、銀14、銅17の合計58個と過去最多。やはり自国開催による声援の力は、こんな大きな数字となって表れるほど大きな力となるのです。ですから、主の教会も、皆の熱い応援と声援によって励まされ、人生に多くの勝利と喜びをもたらす場でありたいと願うのです。

今年も確定申告の時期を迎えていますが、メダリストには日本オリンピック委員会(JOC)から報奨金が出ます。すべて非課税で、金500万円、銀200万円、銅100万円です。それ以上に凄いのは、所属団体や企業から出る報奨金で、1億円もらった選手もあれば、0円の選手もあります。勿論、メダル獲得の栄誉や喜びはお金で換算できませんが、余りにも差がありすぎて、何ももらえなかった選手に同情してしまいます。

米国の経済誌「フォーブス」によると、東京五輪での金メダル世界最高報奨金はシンガポールで8040万円。世界は広く、報奨金が「冷蔵庫」や、一生電車にタダで乗れる「フリーパス」という国もありました。「人類最速の男」と呼ばれた100m走世界記録保持者ウサイン・ボルト選手は2008年の北京五輪で3つの世界新記録で3つの金を得ましたが祖国ジャマイカでは、当時、報奨金が無かったそうです。しかし、国民の不満が爆発した為、政府は「ボルト・デイ」という祝日を作ったそうです(それでも一銭もかけてない所がスゴイ!?)。それを聞いたボルト選手は、「ジャア、ァ、ィイカ」と言ったとか。(勿論ジョークです)