【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2022年2月6日

「ぼけたら、あかん」

明治40年、大阪ミナミに一号店を出店し、「古本大学」とまで呼ばれ、関西で長く愛された天牛書店。先日、教会員の方から、創業者・天牛新一郎氏の「ぼけたら、あかん」をいただきました。あの「高く買い、安く売る」という律儀で実直なビジネスに徹し、全国の文化教育人にも多くのファンをもつ天牛新一郎氏。「ぼけたら、あかん」、まずはお楽しみくださりなはれ。

年を取ったら出しゃばらず、憎まれ口に泣き言に、人の陰口愚痴言わず、他人の事は褒めなはれ。聞かれりゃ教えてあげても、
知っている事でも知らんふり、いつでもアホでいるこっちゃ。

勝ったらあかん負けなはれ、いづれお世話になる身なら、若いもんに
花持たせ、一歩さがって譲るのが、円満に行くコツですわ。
いつも感謝わすれずに、どんな時でもヘエおおきに。

お金の欲を捨てなはれ。なんぼゼニカネあっても、死んだらもっていけまへん。あの人はええ人やった、そないに人から言われるよう、
生きている内にバラまいて、山ほど徳を積みなはれ。

わが子に世間さま、どなたからでも慕われる、ええ年寄りになりなはれ。ボケたらあかんそのために、長生きしなはれや!

戦前戦後と苦労絶えない時代を生き抜いた98年間の人生訓でありましょう。時にふと、関西弁福音書でも読んでいるかのような錯覚さえします。先週の大川師による今年のカルバリ-聖句・基調メッセージは、「強くあれ、雄々しくあれ」No Grumbling(つぶやかない)。これ忘れたらあかん!「いつも感謝忘れずに、どんな時でもハレルヤおおきに(Thank You Jesus)」です。