【横浜カルバリーチャペル】 天の窓 |
2022年1月9日
![]() 「わが家のナビ」 わが家の車に乗られた方が驚く事があります。もう何年もナビが壊れたままなのですが、それでもナビはお構いなく全く別の場所を勝手に走り続けているからです。当初、使いものにならず困ったものだと思いましたが、これが案外楽しくもあるのです。なぜなら、一度も行った事もない町や道を走るので、新しい発見があったり、ちょっとした旅行気分にさせてくれたりもします。時には、道もない山中や、海に浮かぶアクアライン「海ほたる」を横目に、高速料金なしで東京湾を横切った事もあります。 昔、ビリー・グラハム牧師がアメリカからヨーロッパへの伝道に行く際、大きな客船を利用すると、「イエス様はどこに行くのにもロバに乗られた。」と批判された事がありました。するとグラハム師は、「あなたがもし海の上を歩くロバをみつけたらぜひ教えて下さい。私は直ぐに買いますから」と答えたエピソードを思い出しては、まさしくうちの車だと笑ったものです。 確かに、行った事も行く事も出来ない所、道なき道を自由に走れる事は、こんなに楽しいものかと思いますが、実際にはうちのナビは本来の働きを全くしていない訳で、その作られた目的や価値が無駄となっています。 新約聖書が書かれたギリシャ語で、「罪」を「ハマルティア」と言いますが、その意味は「的外れ」という意味です。今年、新成人となる若者は120万人と言われています。若者達には大いなる自由と明日への希望に進んでほしいと思いますが、楽しいだけで終わる旅路ではなく、命与えられ生かされている人としての本来の目的、価値、働きに生きてほしいと祈るものです。壊れる事も間違う事もない人生のナビ、それは神の言葉なる聖書です。優しいガイド・イエス様にあって「ご成人、おめでとうございます!」 |