【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2021年11月7日

「SDGs」

数日前に発表された今年の流行語大賞ノミネート30語。毎年見る度に、私も年をとったなぁと思わされるのです。全く想像のつかない言葉や、何と読んだらいいのかさえわからない言葉もあって困ってしまいます。コロナ禍の中で大変な一年でありましたが、東京五輪で使われた言葉や、エンゼルス大谷選手の「ショータイム」など、明るい話題もありました。

その30語の中の一つ、やはり最近よく使われる語SDGsとはSustainable Development Goalsの略で、「持続可能な開発目標」と訳されます。持続可能とは、何かをし続けられる目標を立てるということです。ユニセフ協会の説明によると、「SDGsとは、私たちみんなが、ひとつしかないこの地球で暮らし続けられる『持続可能な世界』を実現するために進むべき道を示したつまりナビのようなものです」となっています。自然環境保護やリサイクル/リユースとも大きくかかわってくる大切な語ですね。

では、私達の魂や信仰の世界にとっての持続可能な道とは何でしょうか。同じSDGでも、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが自筆譜の最後に記したSDG “Soli Deo Gloria”(ただ神にのみ栄光がありますように)です。自分が常に中心だと、いつか生きる事さえも重荷となってしまいます。私ではなく、神にこそ、そして、神にのみ、栄光と誉れと賛美がありますようにと願い祈る心や生き方こそが、肩の荷を下ろすことのできる持続可能な素晴らしい人生の旋律を奏でさせてくれるのです。