【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2020年5月10日

「 霧の彼方に 」

19世紀の優れた説教者チャールズ・スポルジョンが若い頃、当時の工業地帯で労働者の町ニューカッソルに引っ越した。部屋を捜してある空き家を訪れると、大家さんが二階の窓を開け、「この町はいつもスモッグで曇っているが、日曜の朝になると、この煙の向うに美しいダラム大聖堂を見る事ができる。」とスモッグを指さした。スポルジョンが「日曜日に?」と聞き返すと、大家さんが「日曜になると工場はどこも休みとなり、煙突から煙が消える。だから実に遠くまで鮮やかに見えるようになる」と言った。

緊急事態宣言で多くのビジネスやお店や学校が休みとなり、私達も家に閉じこもる事が多くなった。そんな静寂の中で深く主と交わり、心の霧・スモッグも消える。遥か彼方に見えるはずないと思っていた天の都さえも見えたような気がする。今日もそんな日曜の朝、遠くまで見える主の日である。神の聖なる民よ、与えられたこの静かな時をとらえ、問題や困難の先に確かにある希望の明日を見つけようではありませんか!Stay Home!もう少しです。主にあって共に祈り、共に乗り越えてまいりましょう!