【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2020年4月19日

「 スピリチャル ディスタンス 」

私たち教会は、4/7に「緊急事態宣言」が7都府県に発令されるかなり前より、当教会の医療関係者・感染対策専門家のご指導のもと、皆様の命と健康を最優先し最大限の対応策を講じる事とし、礼拝/集会自粛を行ってまいりました。

私は、戦時中、逮捕/投獄されても信仰を最後まで守り通した戦後福音派を代表する主の器・故安藤仲一師に、入信時より伝道者としても育てていただきました。そんな純粋なホーリネスの流れにあって、信仰と礼拝を守る事は、文字通り命がけ、自明の理でした。そんな私が、礼拝を自粛中止し、一時的とはいえ、教会をロックダウンするとは、夢にも信じられない事でした。当初、多くのプロテスタント教会は、感染対策を講じながらも、礼拝や集会を継続していた為、心に迷いもあって、正当な信仰のご批判/ご質問等も受けました。しかし、見えないウィルスという敵から大切な皆様の命を守るに、一伝道者としての信仰の自負という影を僅かでも落としてはならないと祈りました。自らの信仰の故に、踏み絵を踏まない事より、誰かの為に主を信頼して踏む事の方が、遥かに信仰が問われると、自ら踏んで初めて知ったのです。

そんな牧師の気持ちを察してか、これまで実に多くの方からネットの書込み/メール/ライン/手紙/葉書/電話と、驚くほどの感謝と励ましの言葉をいただき、本来、牧師である私が発信しなければならないものを。。。皆様こそ、私の真の牧師である事を教えられた次第です。社会的距離を保つ「ソーシャルディスタンス」という言葉が頻繁に使われる中、このような時だからこそ、何よりも誰よりも近い、主との「スピリチャル ディスタンス」を死守しようではありませんか。今年なぜ「静まって、私こそ神である事を知れ」の御言葉が与えられていたのか。主に知られ、主を知る事、これ以上の喜びはないではありませんか!