【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2020年2月16日

「 COVID-19 加油武漢 」

中国武漢で発生した新型コロナウイルスによる感染者は15 日現在、世界28 ヶ国で6 万5 千人超え、死者も1500 名以上と発表された。世界保健機関(WHO)はこのウィルスによる感染病を「COVID-19」と命名。それは英語 CoronaVirus Disease 2019(2019 年コロナウィルスによる病気)の略である。同会見で、テドリスWHO 事務局長は、これは「人類にとって一番の敵と考えるべき」と世界に向けて警告を発した。

Bible Code を主張するユダヤ人聖書学者が、レビ記11 章のネズミ等、食してはならないものが記される個所に「Corona Virus」というヘブル語アルファベットの並列があるとイスラエル英字新聞に書いて驚きもしたが、Corona もCovid-19 の記述も聖書にはない。「疫病」という言葉は新約聖書で一度比喩で使われた事例を除けば、ルカ21:11 に一度だけ使われる。ルカ21 章は、世界の終末にどのような事が起こるかを語られた箇所であって、その兆候として「疫病」が、戦争や飢餓、天の異常な現象(異常気象?)と共に記され、世界は恐怖と不安で気絶するであろうと記されている。

人類最大の敵であるというテドリスWHO 事務局長の言葉を聞いて、聖書の言葉を思い出した。1コリント15:26 には、私達の「最後の敵」は「死」であるとあり、その私達の最後で最大の敵「死」をキリストが滅ぼすと書かれている。キリストこそ「死をもって死を滅ぼされた方」であって、この御方と共にある私達には、死も何者も恐れる必要はないのである。

1918 年、約1億人の命を奪ったスペイン風邪も、世界を気絶させるほどの恐怖であったが、不思議な事に、この感染はお年寄りではなく若者の命を奪った。若者がいなくなった故に、誰も止める事の出来なかった第一次世界大戦は終結したとも言われる。死で更なる死を止めたとも言えようか。

武漢の教会の牧師が、世界のクリスチャンに向け発信したオープンレターに心打たれた。「兄弟姉妹よ、あなたの口には祈りがあるか?もしないなら、今こそ祈りの心を取り戻す時である。あなたの目には涙があるか?もしないなら今こそ御前に泣く時である。なぜならこの町は主の恵みと憐みによってのみ洗われ救われるからだ」。ニュースで、中国から日本に旅行で来ている方が、街中に掲げられた「加油武漢」という幕を見て涙していた。もはや、世界は一つである!「加油」とは頑張れの意味であって、聖霊様の癒しと救いなる油注ぎが、今こそ武漢に、中国に、世界に注がれるよう祈る!