【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2019年12月15日

「 着るだけで季節が変わる服 」

先月、中国ネット上の「独身の日セール」は、開始1 時間で1兆5600億円(総額4.2兆円)の売り上げを記録し、日本や世界で大きな話題となった。これに影響されたか、最近日本でもやたらセールが多くなったように思う。「ブラックフライデーセール」や、アマゾン「サイバーマンデーセール」、楽天「スーパセール」等々。

今年一番の寒さとなった先週、TVでもあのジャパネットがあったかいものだけを集めて今年最後のセールをしていた。その商品は、驚いた事に約2万円近くもする下着である。肌着の「外側が9℃であっても、内側は25℃で、これは何と、着るだけで季節を変えます」と宣伝していたこの表現に心捕らわれた。更に、商品の説明だけでなく、これをどう使うかを具体的に話しているではないか。「お年を召されたご両親へのクリスマスプレゼントに最高です」「道路工事の誘導であったり、外でお仕事をしている人には、これほど嬉しいプレゼントありません」「これ、上着がとても長いので、こうしてしゃがんでも背中が出ないのです」と、自分で使っていなければ決して出てこないであろう表現まで。「ちょっとお値段張りますが、めちゃくちゃあったかい。着るだけで季節変わります!」すると画面隅に表示された電話受付ダイアルがいきなり振り切り、全オペレータ対応中となった。あったかいだけで2万円の下着が簡単に売れる時代ではない中で、これには大いに教えられた。

私達にとっても、このクリスマスシーズンこそ堂々と教会のシーズンであって、福音宣教の最も大きな季節を迎えているのである。単に福音を説明して伝えるのではなく、これをどう使ったらすばらしいのかを伝えなければならないであろう。この福音なるキリストを着た私達が、どれほどあったかく、喜び感謝しているかを肌で伝えることが求められているのである。着た者にしか知り得ない神の素晴らしさとあったかさを、このクリスマスシーズン、私達も、皆でお伝えしようではないか。たとえ、どんなに周りが寒く凍えても、誰でもこのキリストなる服を着るだけで内なる季節が変わるのである!

「キリストにつくバプテスマを受けたあなたがたはみな、
キリストを着たのです」 ガラテヤ書3:27【新改訳聖書】