【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2019年9月8日

「 ただいま。このひと言のために 」

先週木曜の朝日新聞「ひと」の欄を読んで驚いた。

映画「男はつらいよ」シリーズが始まって50 年。今年12 月に新作となる第50 作が公開される。

「えっ?フーテンの寅さん(渥美清氏)は、だいぶ前に亡くなられたはずだが新作とは?」。でもポスターには「男はつらいよ50 おかえり寅さん」とある。調べるとやはり寅さんは1996 年に亡くなられていた。記事には「1969 年の第1 作から50 周年を迎える今年、シリーズ50 作目!22 年ぶりの新作復活!」とあって、早速ネットでその内容を調べてみた。

渥美清さんが演じてきた車寅次郎の甥である満男と、彼がかつて思いを寄せたイズミのその後の物語。別々の人生を歩んできた二人を軸に、さくら(倍賞千恵子)、など“くるまや”を取り巻く人々の現在が描かれる。

なるほど、亡くなった寅さんは今でも彼を愛し、彼に愛された人々の心と人生に生き続けていたのである。寅さんの周りで生きた人々が、その後の人生の困難や試練の中で、「寅さんだったら、どんな言葉をかけてくれるだろうか」と思いながら生きた姿である。そのポスターには、帽子に腹巻、雪駄にトランク姿というお馴染みの寅さんに、こんな言葉が添えられている。「ただいま。このひと言のために、旅に出る」。昭和の懐かしき良き時代を想い出しては、なぜだか熱いものが心に満ちて来るのである。

映画の寅さんでさえそうであるなら、十字架より天に帰られ、私達の帰りを待っているイエス様の事を思えば、私達の心は涙と喜びで満ち溢れてこぼれる。今日も、生きて語られる主の言葉に力をいただき、強く生きられるのである。だから私達も、いつか「ただいま」と、イエス様が迎えてくださる天の我が家の敷居をまたぐまで、このひと言の為に旅するのである。

先週、就任された若き梅津義道伝道師。皆様が最高に温かい大歓迎で迎えて下さった事。高校生時代、この教会を訪ねた事のある先生にとって最高で素敵な「ただいま」となったことであろう。このひと言の為に先生は旅をしておられたのであろうか。「Welcome Home 先生おかえりなさい!」50 周年と言えば、来年は大川牧師就任50 周年。来年9 月21 日から3日間、御殿場東山荘でカルバリーグループの大愛修会が開かれる!今からぜひ予定を空けて、感謝と喜びの祝宴に皆で参加しようではないか!!