【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2019年8月25日

「 エンジェルスマイル 」

今月5 日、プロテスト合格僅か1 年で、ゴルフ「全英女子オープン」を42年ぶりに日本人メジャー優勝し、一躍時の人となった若干20 歳の渋野日向子選手。大会前目標は「予選突破」であったと言うから、世界を驚かせた。それはシンデレラストーリーの成績だけでなく、華やかなスポーツであっても、微笑む選手があまりいない中、海外のメディアからスマイルシンデレラと呼ばれた笑顔と仕草に世界が魅了された。しかし、ご自身も昔アスリートであったお母様の伸子さんは、笑う子でなかった為、子育てやスポーツにポジティブ・スマイルを取り入れ、「あなたは可愛いさでは勝負できないのでスマイルで勝負しなさい」と勧めた。プロになった今でもサインは「笑顔」。母の教えを、色紙でもグリーンでも自ら実践している。

欧米ではよくシンデレラストーリーやシンデレラガールと言われるが、スマイルシンデレラ(Smiling Cinderella)とは上手い!やはり笑顔は、自分だけではなく、人の心をも動かすことのできる魅力であり力なのである。

昔、長男のSteven が生まれて暫くしたある日、突然、我が子が私の顔を見て笑った。嬉しくなって皆に教えると、「それは笑っているのではなく、顔の筋肉が痙攣して起こる赤ちゃん独特のエンジェルスマイル」と丁寧に、余計な事を教えてくれた人がいた。「人の顔は痙攣したら引きつるのであって笑顔にはならない!」と言いたかったが、英語では難しいのでやめた。

こんな素敵なエンジェルストーリーを読んだ事がある。4才の女の子サラちゃん。最近、サラちゃんに弟ができて大喜び。ある日、サラちゃんが一人で何かを赤ちゃんに話しているのに気付いたお母さん。ドアの隙間からそっと耳を澄ますと、生まれたばかりの弟に「ねえ、私の赤ちゃん、神様ってどんな方だったか教えて。私、最近思い出せないの」と聞いていた。

幼い赤ちゃんが笑うのは、本当は、まだ罪も悪意もない透き通った赤ちゃんの目と心には、私達が見えなくなってしまったエンジェルや神様が見えているからではないだろうか。イエス様を通して、私達ももう一度ヘブンリービジョン、ヘブンリースマイルを与えて下さいと祈るものである。

「あなたはこれらの事を、幼子達に現わして下さいました」マタイ11:25