【横浜カルバリーチャペル】 天の窓
     
2017年11月19日

「 4人目の名医 」
先週放映されたABC朝日放送の人気番組「名医とつながる・たけしの家庭の医学」3時間スペシャル最後は、認知症と睡眠の関係についてであった。最近、「睡眠負債」という言葉を耳にするが、認知症治療の名医と言われるお医者さんが、いびきが認知症を進行させるという事について話された。番組で11人の中高年の方を調査すると、8名の方が日常的にいびきをかいておられた。気道が狭くなる事でいびきが発生すると、体内に酸素を供給する事が困難となる。更に低酸素状態が続くと、脳内の神経細胞の死滅が加速して認知症のリスクが倍増するという。実際に脳細胞が死滅する瞬間の珍しい映像まで流され、驚いたというより恐ろしく心配になった。血中酸素濃度が95%を下回ると低酸素状態で、それは400m走を全速力で走った後の状態だそう。8人の方が朝まで着用したモニターでは全員95%を下回り、1分近く無呼吸状態で濃度70%まで下った方もいた。解決法の一つとして紹介されたのは、大きな抱き枕をかかえて横向きに寝る事。実際に使用すると、最も危険であった方も、酸素濃度95%を下る事はなかった。番組「たけしの」に多少躊躇もしたが、影響されやすい私は、只今ネットで「抱き枕」検索中である。

私達はこのコラム欄を読んでいる今も、いつも呼吸している訳だがそれを意識して生きたりはしない。しかし、呼吸が正しくできているか否かは、私達の命に影響を及ぼし、酸欠状態が日常的に継続されると、細胞が死滅し命にも影響を及ぼす。この体が常に呼吸を必要とするように、私達の魂も呼吸が必要である。祈りこそ、この魂に命をもたらす呼吸であって、これなしにクリスチャンは生きる事はできない。主に罪を告白して息を吐き、神の愛と命を吸い込まなければ、私達の魂は酸欠状態となり、信仰や主への愛が死滅してしまう。現在の認知症対策は、脳細胞が死滅する速度を減速させる治療であって、死滅した脳細胞を再生する事はできないと言う。当教会にも名医が3人おられるが、何と言っても4人目の「ザ・名医」イエス様は、私達の死滅した命や細胞、心や魂まで新しく復活させ創造される「The名医」である。日々、抱き枕だけではなく、この魂に、命の言葉・聖書を抱きかかえて休もうではないか。

「彼らに息を吹きかけて言われた。『聖霊を受けよ』」ヨハネ20:22